2004-12-15から1日間の記事一覧

当事者訴訟

●意義 下記2類型の訴訟(行政事件訴訟法4条,39〜41条) ○形式的当事者訴訟(4条前段) :本来行政庁を被告とすべき訴訟だが,例外的に直接当事者を被告とすべきとされる訴訟(行訴法の例外)。 ex.補償関係(著作権法72条2項等) ○実質的当事者訴訟(4条後…

争点訴訟

●意義 私法上の権利関係に関する訴訟だが,行政行為の有無がその争点となっている訴訟(行政事件訴訟法45条)。 ex.滞納処分(行政行為(争点))→公売→新所有者(被告) 基本的には民事訴訟だが,争点に関する限度において取り消し訴訟の規定が準用される。

差止訴訟

●意義 行政庁の処分・裁決の差し止めを求める訴訟(行政事件訴訟法3条7項)。 この法律において「差止めの訴え」とは、行政庁が一定の処分又は裁決をすべきでないにかかわらずこれがされようとしている場合において、行政庁がその処分又は裁決をしてはならな…

義務付け訴訟

●意義 行政庁の処分・裁決の義務付けを求める訴訟(行政事件訴訟法3条6項,37条の2・3)。 この法律において「義務付けの訴え」とは、次に掲げる場合において、行政庁がその処分又は裁決をすべき旨を命ずることを求める訴訟をいう。 一 行政庁が一定の処分を…

不作為違法確認訴訟

●意義 法令に基づく申請に対する,行政庁の不作為の違法の確認を求める訴訟(行政事件訴訟法3条4項,37条)。 この法律において「不作為の違法確認の訴え」とは、行政庁が法令に基づく申請に対し、相当の期間内になんらかの処分又は裁決をすべきであるにかか…

無効確認訴訟

●意義 行政行為の無効確認を求める訴訟(行政事件訴訟法3条4項)。 この法律において「無効等確認の訴え」とは、処分若しくは裁決の存否又はその効力の有無の確認を求める訴訟をいう。 ▲要件 △取消訴訟に対する補充性 できれば取消訴訟で △原告適格(36条) …